懐かしい場所。

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子供の頃過ごした小樽の家は袋小路のどんづまりにあった。
一番奥の真正面。白い壁に青い屋根の家で、となりには大きな倉庫があった。

袋小路の出口には郵便局があって、
友達と落ちあうのはいつもそこだった。
夏の暑い日には大きな声で「こんにちは!」挨拶して、
冷水機の水を頂いたものだ。

家の周りには高さが3mほどの塀があって、
裏の家はちょっと低い位置にあった。
坂の町ではたいして珍しくない光景だったけれど、
今になって特別だったと思うことは多々ある。

塀の横には電信柱が立っていて、そのよこにはさくらんぼの木があった。
5月の遅い春には、よく電信柱に登って、だまって食べたりしたものだ。

雪が降るって積もり始めると、
塀から勢い良く飛び降りて遊ぶ。
降りたての雪は柔らかくて、子供が飛び降りても、
胸辺りまで埋まってしまう。
雪のなかで長靴が脱げてしまって、
春になってご対面などはよくある話だった。


子供と近所を遊んでいて、ふと懐かしく思い出した。
よく覚えているなぁと自分のことながら感心してしまったり。
グーグルマップで開いてみたら、
ストリートビューで今の様子が確認できた。
なにも変わっていなくて驚いた。
郵便局も当時のままだ。

子供が小さい内に一度連れて行ってあげたいな。
そんな風におもった。

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